週刊ダイヤモンド(2020年4月18日号)に、当事務所が「未払い残業代請求の四大法律事務所」の一つとして紹介されました。

当事務所の残業代請求事件における実績を評価いただいたものとして、このこと自体は前向きに受け止めております。
ただ、常日頃、こういう記事における評価は、回収額などの分かりやすい指標による一面的な評価に過ぎず、各事務所のスキルや処理方針などを正しく評価したものではないと感じておりますので、今回の評価に気を緩めることなく、今後も、個々の事件に当たりたいと思います。

ところで、当該記事によれば、残業代請求を受ける法律事務所の中には、解決までの手間を嫌って、訴訟を行わずに、任意交渉で低額での和解を優先するビジネスモデルを採用しているところがあるとのことです。
その真偽は分かりませんが、少なくとも当事務所ではそのような発想は一切持っておりません。

他の法律事務所のことは分かりませんが、もし、この記事のように、弁護士が手間を惜しんで、必要以上に低い額での和解を行っている法律事務所があるのであれば、そのような事務所は、労働事件を取り扱う資格はないと思っております。

当事務所の解決事例を御覧いただければわかるとおり、当事務所では、裁判前の交渉で納得できる水準の和解に至らない場合、躊躇なく裁判を起こし、労働者が得られるべき残業代を獲得するよう努めております。

結果として、各弁護士は、常時かなりの件数の訴訟を抱えており、労働裁判を取り扱う判例雑誌に掲載される裁判例も複数獲得しております(でも、もっと重要な裁判例を獲得している法律事務所もあるので、当事務所もまだまだ頑張らなければ、と思っております。)。

いずれにせよ、弁護士としては目の前の案件に注力する以外にすべきことはありませんので、一つ一つの業務がお客様にとっての一大事であることを改めて肝に銘じ、今後も、真面目に事件に取り組んでまいります。

弁護士法人勝浦総合法律事務所  代表:勝浦 敦嗣